核シェルターや放射性物質を気にする方へ

北朝鮮の核実験やミサイルなどが騒がれており、危険が伝えられています。では、万が一ミサイルが飛んできた場合に、放射性物質によるリスクを減らすためにどのようにすれば良いかというと一つには核シェルターを用意する方法があります。

核シェルターが果たす役割とは

 核シェルターには、地中埋め込み型のものと自宅の一室をシェルターにするタイプのものがあります。地中埋め込み型の場合は、家の庭やマイホームの建設などにおいて、シェルター本体を埋設するというものです。その際には鉛やコンクリートで囲います。そのことによって、複数種の放射線からシェルターの内部を守り外部被ばくを防ぐように働きかけるというものです。
 これによって、ガンマ線の強さを大幅に軽減することが被ばくを減らします。それから、地中に埋め込むという性質上核爆発時に発生する爆風・熱波からも守ることも可能です。 もう一つの自宅の一室をシェルターにするタイプは、核爆発が起きたときに空気中に飛散してしまった放射性物質などを体内に取り込まないようにすることを重視しています。 シェルター内の空気ろ過を必要とするため、空気濾過機を室内に設置します。エアコンのような装置を付けるだけですので、手軽に導入できるメリットがあります。

 核ミサイルが国内に飛んできた場合には、核兵器の規模により違いはありますが爆発時の爆風・熱波による一次被害が出てくるのは爆心地から約5km前後の範囲とされます。 もしも核シェルターが頑丈な地下施設でない場合でなくても、市販の核シェルターを設置することにより放射性物質による2次被害を防ぐ事が可能です。核爆発の減衰期は2週間程度とされますので、その間をしのぐことで生存確率を上げることが可能です。