放射性物質対策として自宅を核シェルター化する

毎日の生活の中では気になりにくいことですが、私たちは絶えず放射能の脅威に対峙しています。原発事故は現実問題として発生していますし、核による攻撃を受ける可能性もゼロとは言い切れません。直接の核攻撃に耐えるには地下にシェルターを作る必要がありますが、被ばく後の環境の変化に関する対応策としては、家庭で設置できる設備があります。

核シェルターで被ばくを防ぐ

「核シェルター」と聞くと非常に大掛かりな装置を想像しますが、一般家庭用の最低限の装備を考えると、空気中の放射能を取り込まないことや、汚染されたものから離れることが重要になります。
核シェルターには室内に設置できる箱型のものがあり、非常時にそこに入ることで空気中の放射性物質をシャットアウトすることができます。さらに簡易な核シェルター化としては、放射性物質を除去できるろ過機を設置し、場合によって部屋の密閉性を高められる状態にしておくことがあります。
非常に僅かな可能性で想定される核攻撃でも、軍事基地などに限定されると考えられ、通常の住宅がある地域には爆風が来ることは考えられません。あくまでも放射性物質によるダメージを受けないことが重要になるでしょう。
値段についても、本格的な地下シェルターは数千万円の施工費用がかかりますが、一般家庭用のものであれば搭載する装備によって数十万円から数百万円で導入できます。実際に地下にシェルターを建設している富裕層はワインセラーや音楽スタジオとして普段利用しているようです。

放射能の健康への影響は長期間の観察が必要であり、関連性が証明されるのに時間がかかります。使用しないことが一番とは言え、もしもの時に備えて準備をしておくのは重要なことです。もし懸念が現実となっても、準備をしていなければどうすることもできません。