シェルターの定義とは・・・

英語で「避難所」という意味の「シェルター」は、さまざまな避難場所を表す広義の言葉。
例えば、家庭内暴力(DV:ドメスティックバイオレンス)の避難施設である「DVシェルター」や、核攻撃から守る「核シェルター」・津波から守る「津波シェルター」地震から守る「耐震シェルター」など様々なものを含んでいます。

弊社でも「核シェルター」「津波シェルター」「耐震シェルター」と各種ラインナップがありますが、なかでも「核シェルター」は様々な種類があります。

核シェルターとしての定義とは・・・
1.「7の法則」にのっとり2週間は退避できること
まず上記は核シェルターと名称を付ける以上は必ず守るべき内容になります。
「7の法則」・・・残留放射線の累積線量は、7時間ごとに1/10ずつ減衰する。したがって、シェルターに14日間退避することにより、放射線量が当初の数値から1/1000に減衰する。
その為、地震等でイメージのある72時間の壁などの条件とは核シェルターは大きくことなります。
なので退避して2週間過ごすことができる環境を準備することが重要です。

2.特殊空気ろ過器の設置
CBRN対応の空気ろ過器の設置も核シェルターとしての非常に重要な要件となります。
大気中に飛散した放射性物質を取り込まない・触れない環境が必要となります。
地下室で酸素ボンベ等で対応等の考えもありますが、ボンベの保管では火気に対するリスクが高いので、推奨しません。
大気中の放射性物質を99.995%除去することができるフィルターを搭載したろ過機を推奨いたします。

3.どこまで守るか・・・
「核シェルター」と言えば地下に埋まっているものというイメージが強いと思いますが、核避難所としては弊社では様々な対応をご案内しております。
1.地下埋設型=一般的なイメージの地下核シェルター 防爆・耐火・耐放射性物質など最も強固な環境を用意することが可能。
2.室内設置型=地下を掘る場所がない・またはマンションなどの空中階に住んでいる方に対応出来るタイプのシェルター。防爆・耐放射性物質などの対応が可能
3.部屋設置型=自宅の中にろ過機を付ける対応。爆心地からは少し距離があるや自宅の損傷は考えれないエリアの方等自宅の今ある部屋を有事の際はシェルターとして使えるようにする事
4.屋外設置型=穴は掘れないが、屋外に設置するだけの対応は可能な場合。室内設置型と同等の効力がある。
5.工事不要型=部屋設置型の移動可能版。自宅の中に用意していれば、その自宅または移動した先でもテントを組めば利用が可能。ろ過機の効力は部屋設置と同等。

上記のにシェルターと一言で言っても様々なタイプのものがありますので、
守りたいもの・人数・予算・環境などで対応可能なものが変わってきます。
何が当てはまるか何が良いのかはご相談下さい。